「お、お前のごとき、へのへのもへじに話すことなど、ない!」とお父様の怒りが爆発。
もともと不仲な夫と夫のお父様。
顔を合わせれば喧嘩ばかり。
「逃げましょう」とお母様が目で合図を送ります。「はい」と私も目で頷いて
そろりそろりとキッチンへ。
お母様はほっそりとした薄目美人。お父様も黒目際立つ素敵な方。
元商社マンのお父様にしてみれば、
お酒を酌み交わしながら息子と
世の中のことなどを語り合いたいだけなのでしょうけれど
公務員の息子の方は案山子のように飄々と、捉えどころがないのです。
薄っすら笑いを滲ませた目元、聞き分けのない口元。
これは素のままの夫なのですが、
「でしょうかねでしょうかね」としか答えない息子の様子をお父様はへのへのもへじと。
「私があの子を、そのように産んでしまいましたから」とお母様。
「そんなこと・・」
「お庭に枇杷の木があるでしょう? 小さい頃にあの子、握っていた枇杷の実をカラスに奪われたの」
「カラスに? 枇杷の実を」
「あのヒトは、その一部始終を見ていて。案山子にも劣るやつ、と」
そんな夫が突然、実家に戻りたいと。理由を訊いても答えてくれません。
お母様にこっそり電話をしても、「まあ」と一言。
夫と実家のご家族と。うまくいくとは思えません。
こんなときに私はおろおろするだけ。頭の中が真っ白です。
皆様のお知恵を、どうかお借りできないでしょうか。
夫は34歳、私は32歳。子供はいません。結婚2年目です。
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