20年以上前になりますが、私が小学生のころ運動会のメインは6年生の組体操でした。私は大の運動音痴で特に倒立なんてまったく無理でしたので5年生の運動会のときに「来年は自分の番だなあ」と思うと同時に「来年私だけが失敗したら恥ずかしいことになる。それだけはいや」と思いました。
そのことを両親に話し、小学5年の秋から小学6年の運動会までの1年間毎週日曜日に両親の指導で「組体操の特訓」を受けることになりました。
毎週日曜日になると体操服とブルマを着て近所のグランドがある公園へ行き、グランドの石やゴミを拾った後裸足になってランニング・腕立て伏せ・ブリッジ・補助倒立などをしました。最初は裸足なので足の裏が痛いのとみんなが遊んでいるのになぜ私だけこんなことをしているのだろうという気持ちが強く、やめたかったのも事実です。特に寒い日はその思いが強くなりました。
しかし「今がんがっておかなければ運動会で恥ずかしい思いをすることになる。そのために今がんばっておこう」と自分に言い聞かせて恥も何もかも捨てて組体操の特訓に打ち込みました。そのうち倒立に自信がもてるようになるといつも泥だらけの私の足をいやがらずに支えてくれる両親のやさしさがわかるようになり、「がんばって1番倒立がうまくなるぞ」との思いを強くしました。
6年生の2学期になって組体操の練習が始まってからは特訓のおかげで難なく倒立をはじめすべての演技を成功させることができ、運動会本番でも大成功で自分の中で感激していました。
一番うれしかったのは運動会が終わって帰宅したときに母が「よかったね。よくがんばったね。」と私を抱きしめてほめてくれたのです。わたしはうれしさのあまり大泣きしてしまったのを覚えています。
毎年この時期になると組体操の特訓の日々を思い出し、努力することの大切さを教えてくれた両親に改めて感謝する私です。
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