私は一般のOLから転職して老人施設の事務員になりました。最初は雰囲気になじめず、戸惑う毎日。福祉に対する意識もなく、業務としてのみ、利用者様のお顔ひとつ覚えようと言う意識もなかったように思います。
医療関係の仕事は年齢関係ない仕事ではないかとの思いからの転職でした。当然理想と現実の違いに一時期ひどく悩み落ち込んだ時がありました。居場所もなく悩んで暗い日々を送っていました。そんなある日フロアーの見守りを頼まれたのです。
嫌々たっていると、目の前に静かに座っているおばあさんが居ました。ただ静かに歌いながら頷きながら、私は気になってしまい。
「この人は誰なんだろう?」いしさんというおばあちゃんでした。何の私欲もなくただ静かにこのひと時を楽しまれている姿を見て、虚勢を張っていた自分が凄く情けない気持ちになりました。どの他人に認められなくてもこの人が喜んでくれたらいいと肩の力が抜けたのです。沢山涙がこぼれてきました。
その日から利用者さんの名前を沢山覚え、そして利用者さんがとても好きになりました。いしさんというおばあちゃんに出会って仕事に対する考え方が変わりました。今日も毎日いしさんに会うのが楽しみです。
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