昨今、その場で感じた不満はハッキリ伝えた方が良いという風潮になってきましたが、それは話の通じる相手であることが前提であると思います。
話の通じない相手には、何を言っても無駄です。
私にとって話が通じない相手は両親でした。
特に母は、口下手な私の言葉尻を取っては事実だけ注意して後は突き放す人でした。悩みごとの相談もだいたい「アンタが悪い」の一蹴。
更に、自分が不利な話になると逆ギレを起して話を中断させてきます。
そんな両親のもとで育ったので、私は人に本心を伝えることは無理なことなのだと勘違いをしていました。
人に本心を伝えることを諦めた結果、私は自分が何を言いたいのかも
相手が何を言いたいのかも分からなくなりました。
そんななので、何かトラブルが起きた時、どっちが悪かったかなど客観的にも見られません。私が何か悪いことをしてしまったんではないだろうかと、何かあるとすべて私自身のせいにしました。
社会人になると、人に相談事ができないことに悩みました。
子どもの頃より幾分か話はできるようになったと思いましたが、
昔母に「何を言いたいのか分からない」「はっきり話せ」
と言われた記憶が私を委縮させました。
そんな折、実家に帰る度に私は母にこんなことを言われました。
「あんたは溜めこみ過ぎるんだから、ちゃんと言いたいことがあるなら言いなさい」
今こそ激高していたと思いますが、当時の私は、過去のことを思い出すばかりで、そんな母に苦笑いしかできませんでした。
自分の本心に気付いたのは最近のことで、
やっと自己主張をした方が良いと思えた頃です。
私は思い切って母に本音を伝えましたが、「そんなこと今更言われても」と返されました。
あの時の惨めさは、筆舌に尽くしがたいです。
通じない人は相手にせず、距離を取った方が良いです。
縁や情で付き合っていると、そのうち心が壊れます。
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