悪性リンパ腫で母が亡くなったのは、私が8歳の時でした。
1年程入院した後の死去だったのですが、幼い私にはまだ実感も沸かず、よく分からないながら葬儀や火葬に出席したことを覚えています。
ただ、段々成長するにつれ、同級生の「お母さんがお弁当作ってくれた!」や「昨日お母さんと喧嘩したんだけど本当にむかつくー」等の何気ない会話がとてつもなく羨ましくなりました。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、実は私は母のことをあまり覚えていないのです。
間違いなく、8歳までは大切に愛してくれていたのに。
それでも母に会いたい、辛いときは「お母さんなら何て言ってくれるだろう」と考えては泣きました。
死別は時間が薬とも聞き、そのうち泣かなくなるだろう、この気持ちも薄れていくだろうと思っていました。
先日、ふと父が昔のホームビデオを見せてくれました。
そこには2歳の私と、優しく笑い顔を撫でてくれる母の姿がありました。
あぁ、私はちゃんと愛されていたんだな、間違いなく母はいたんだな、と初めて実感しました。
涙が止まらなくなりました。
これまで「自分には価値がない、不良品なんだ」と思い込んできた気持ちが揺らぎました。
私は今年28歳になり、結婚し、仕事もしています。
たくさんの挫折を経験し、病気にもなり、それでも今は愛する人と力を合わせて暮らしています。
今は会えなくても、母の愛をしっかり受け取り、周りの家族や友人に感謝しながら、そして母が愛してくれた自分を大切に生きていきます。
すみません。
この歳になっても感傷的になってしまい、誰かに聞いてほしくてトピを立てました。
読んで頂きありがとうございます。
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