分からないことはスマートフォンやパソコンで検索すれば、何かしら情報が得られる時代。気になる元恋人の消息も、名前をSNSなどに入力すればつかめる可能性があります。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、元彼の名前をつい検索してしまうという女性から投稿が寄せられました。
トピ主の「ヤンママ」さんは、50代の女性。元彼の名前をネットで検索してみたところ、東南アジアで仕事をしていることが分かりました。「未練があるわけではないけれど、何をしているのかな〜?と興味本位」で、その後もたまに検索しているそうです。
同年代の友人3人にこの話を打ち明けたところ、全員同じような経験がありました。友人の1人は、結婚直前に「他に彼女ができた」と言って自分を振った元彼がいまだ独身で、親の介護でつらい日々を送っているのをブログで読み、「結婚しないで良かった」と話していたそうです。そこで、「ヤンママ」さんは「皆さんは、検索したことがありますか。探し当てた結果はいかがでしたか」と、発言小町で問いかけました。
マウントを取るつもりで!

この投稿には184回の「面白い」ボタンと、51回の「びっくり」ボタンが押されています。検索したことがある人からのエピソードを見る限り、わりと簡単に過去の恋人の名前が見つかるようです。
元彼は代々続く医師家庭の長男だったという「みかん」さん。実家で院長になった元彼の姿と子供の写真を見つけました。「プロポーズされましたが、一般家庭で育ち、専門学校卒の私では彼にふさわしくないと思い、お断りしました。別れて15年ほどたったころ、ドラマで元彼を検索するシーンがあり、私もしてみました」。幸せそうな姿を見て後悔の気持ちはなく、「ホッとした自分がいました。あの時、私たちが出した答えは、間違ってなかったと思います」と胸の内を明かしました。
「憂さ晴らしで検索している」と、飾らない気持ちをつづったレスも寄せられました。30代既婚の「むーなみ」さんは「5、6年前にひどい別れ方をされた人のインスタを時々のぞいています。私は去年結婚して幸せなので、マウントを取るつもりで(笑)」とコメント。当時、公務員で「同年代ではそこそこ出世している」と自慢していた元彼は、その後、公務員を辞めてしばらく放浪生活を送り、現在はまったく別の職業に就いていることが判明。「趣味に生きる人で自由奔放、だけどそこがカッコいいと思ってました。デートをすっぽかして趣味仲間と飲みに行くと言われ、悔し涙を流しながら待っていたあの頃の自分に言いたいです。この人が運命の人じゃなくて良かったよ! 去ってくれて良かったんだよ!」と、熱く語っています。
「白ホスタ」さんの初恋の人は、家族の介護をきっかけに一念発起し、会社員をやめて医療従事者になっていたそうです。「実は夫も就職後に大学院に入り直していて、環境を変えることにためらいのない人です。当時から好きな男性のタイプが決まっていたんだなぁ~」と自分自身に感心していました。
元彼2人の名前がヒットしたという「おにおん」さんは、がっかりした様子。「顔写真を見て、見るんじゃなかった……となりました。もちろん、私も劣化して、道ですれ違っても気が付かれないほど老けてるかと思いますが、いい思い出で心の中で、かっこいいままの姿で記憶して、現在を知らない方がよかったなーと思わずにはいられません」。「今」を知ることが、必ずしも良いこととは限らないようです。
検索したけど見つからなかったという人もいました。「shadow」さんは、「LINEもその他SNSも一切やったことない私。そんな私と付き合うような男だもの。彼らが、SNSなんてやるわけないか……。キャラじゃないよな」と納得していました。
名前が思い出せない…
編集部が実施したツイッター投票では、「検索したことがない」と答えた人が54%と、わずかに上回りました。
「しない派」からは、こんな意見が寄せられています。
Q. 昔の恋人の名前、検索したこと ありますか?「自分だったら調べてほしくない。今がどうなってるとか、どんな人生だったとか知られたくないし、想像もされたくない。だから自分も調べません」(「牛乳プリン」さん)
「元彼の(下の)名前忘れたので。苗字はかろうじて覚えていますが、ありふれた名前なので検索しても本人確認も無理でしょう」(「あらかたアラカン」さん)
「あまりいい恋愛してこなかったから、封印してしまいたくなるような後ろ向きな思いもあり、検索する気になれない……(苦笑)」(「ばぶちゃん」さん)
「自分も調べてほしくないから、検索しない」という意見が多く見られました。元恋人の名前を覚えていないという人もいるのですね。
最後に、検索する、しないの選択肢がそもそもないというケースを紹介します。「ムチン」さんは、「楽しそう! 初恋の人と結婚した私にはそんな娯楽ないもん」とコメント。そして、検索を機に両者が連絡を取り合うことを危惧し、「社会的制裁を受けるイケナイ関係に発展したら大変! 既婚者なら線引きはきっちりしないとね」とアドバイスしていました。
レスを寄せた人の中には、元恋人とメッセージのやり取りをしたり、実際に会ったりした人はいない様子でした。今の大切な家族のことを考えたら、元恋人のことはちょっと近況を知る程度にとどめておくのが良さそうですね。
(読売新聞メディア局 バッティー・アイシャ)