山野草の芽吹く春がやってきました。今朝、庭を見ていたら、スギナの芽吹きに、土から土筆が、つくつくと顔を出していました。思わずつくつくと摘み取り、袴を取って、水に三十分間さらして、いったん茹でてこぼして、調味料で佃煮を煮ました。
私の実家の亡くなった父と母は、春になると住んでいるところの野を歩き、土手や田んぼの畔で、土筆を取っていました。嫁に行く前の春に、三人で取りに行ったこともあります。
その春の味覚を家で調理して、戴くのでした。今生きていたら百九歳になる祖母は、土筆の佃煮を煮るのが上手で、料亭の味のようでした。
生きている山野草も無駄にしないで、食卓に上らせる父母の訓えは、今も私の心に生きつづけ、春を喜ぶ日本人の心の豊かさを教えてきたように思います。
土筆を摘む丹念さは、今でも私の仕事ぶりに生きています。
春の味覚、土筆に関するこんなトピです。皆様の周囲には、土筆は生えてきているでしょうか。
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