7歳の頃の話です。ピアノを習っていた私は、レッスン後は自分一人でバスに乗って帰宅をすることに決めました。初めての試みです。レッスンの後、寒い冬の中すっかり暗くなった時間帯、岩倉という駅前のロータリーからバスに乗りました。たくさんのスーツ姿のサラリーマンが乗り込んで、子供の私は混み合って外の景色も見えないバスの中、時計も携帯も持っていない当時、おかしいな、いつになったら着くんだろうと心細く思っていると、、、次々と人々が停留所で下車し、ようやく見慣れない田んぼが広がる風景に来てから、自分が間違ったバスに乗ってしまったことに気がついたのです。慌ててバスを飛び降りました。田んぼ以外何もなく、幹線道路をスピードを上げて車が通り過ぎていき、近くには高速道路が頭上を走っているようなところでした。
泣きべそをかきながらしばらく待っていると、バスがやってきて、何人かの人がバスから降りてきます。私は若い女性を見つけて、間違ったバスに乗って知らないところにやってきたことなど、説明しました。するとそのお姉さんは、私を反対側のバス停に連れて行き、バスが来るまで一緒に待ってくれ、私にいくらか小銭を渡してくれ、やってきたバスに乗せてくれました。私はお金は持っていると伝えたのですが、お姉さんは「いいから持って行きなさい」と何枚かの硬貨を渡してくれました。結果、私は無事自分の家に戻ることができたのですが、心配した母は何度も妹の手を引いてバス停まで迎えに行ったそうです。名前も聞かず、今となってはお姉さんの顔も覚えていないのですが、あの親切なお姉さんの助けをずっと心の中にしまったまま、今日まで来てしまいました。改めてお礼が言いたく、このトピックをあげさせていただきました。
あの時、小さかった私を助けてくれて、本当にありがとございました。もう50年近くも前の話です。
皆さんも、このような体験はありますか?
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