駅への道を歩くものの、日も暮れ、この道でよいのか。辺りに歩く人はいない。心細く信号待ちをしていると、つと自転車に乗った若い娘さんが隣に。渡りに船と駅への道を尋ねると、暫く思案。曰く、うまく説明できない、私もそこを通るから一緒にとのありがたいお言葉。
自転車に乗ればすぐだったろうに私に合わせて自転車を引く娘さんと、会話が弾みました。私に歩みを合わせてくれるのみならず、車道側を歩いていた私を「車、危ないですからこちらへ」とご自身の自転車を一番車道側に。もうすぐ50のおっさんの私は少し感動。
駅のそばまで来ると電車が発車していきました。「○○方面行くですか」「そうです」「ああ、今その電車。次は六時丁度、さじゅぷん後です」「わかりました。ここまで大変ありがとうございました」「気をつけて」
次の電車が来るまでの30分、私も訪れたことのある中国は大連出身のその娘さんとの出会いを、しばし反芻しました。大和男が不甲斐ないのもあるのでしょうが、今や失われてしまった大和撫子に久々に触れることのできた、楽しいひとときでした。
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