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突然ですが「思い出」って何でしょう ?
特別な出来事の場合もあるし、そうでなくても平凡なありきたりの日常の生活の一コマが忘れ去られてもいいのになぜか心に残っている不思議。
時空を超えて亡くなった人をも交えて過去と今が混ざり合って一つになって妙に懐かしく、切なく、温かく、微笑ましく時には後悔を交えて心に現れるものでしょうか。
私は年輩の男性です。子供の頃の育った環境は厳しくて貧しく家族仲も良いとは言えない家庭でしたので余り楽しかった記憶はありません。
そんな中で今も、時に思い出すのは台所の床に座っておばぁちゃんや母親とすり鉢を囲んでおはぎを作った思い出です。中学生の私はすりこ木でご飯を潰すのが役目でしたが力があり余っていた頃なので「もうそれでいいよ」などと言われると物足りない思いがしました。
あの頃、なんか、懐かしいなあ~。
今でも何かもの寂しくなると前の晩から小豆を煮て小豆、黄粉、ごまの3通りをつくり亡くなった母親の写真に供えたり近くに住んでいる妹に分けます。妹は「毎年、少しずつ上手になるね」と笑います。自分用のおはぎのレシピを持っていて作るたびに補足しますので年々、グレ-トアップしているつもりです。そのスキルと自分の手、自分の目を使い心を込めて作りますができあがりは料理のセンスがないのとなかなか気持ちが集中できず毎度、思うようなわけにはゆきません。でも母も不器用な人だったので分かってくれるかなと思い直します。
母やおばぁちゃんに「おいしかったよ、ありがとう」と言って供えると心がスッキリします。
昔の思い出はその後の幾十年の人生の山や谷を経てそれらを背景にして一層深まるような気がします。そのことが平凡にしか思えなかった自分の人生の彩りを豊かにしてくれるように思います。
人との絆を思い出すからでしょうか。そんなとき人は元気なりますね。
あの頃は幸せだったなあと思うからでしょうか。
自分の人生にもいいことがあったなあ思うからでしょうか。
「思い出」は単なる一時の感傷でも幻想でもなく、日頃の忙しさに紛れて忘れていた大切なものを蘇らせてくれます。そして現実の世界では過去に遡ることはできませんが、心の中では過去と現実を同時に含み相互の思いが混ざり合い新たな感情や発見が生まれて未来に向けてなによりも、もう一度生きる勇気を与えてくれるような気が私にはします。
みなさまはどのような「思い出」をお持ちでしょうか。どのようなことでも構いません。お声をお寄せ頂けたら幸いです。
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